(15-4)デベロッパーの利益を乗せるといくらになるか

(15)総事業費と補助金、いくらになりそうか想像してみる

④/⑥ デベロッパーの利益を乗せるといくらになるか

全6回シリーズの4回目です。前回③で、収支ベースの平均単価(低めのケースで約9,100万円、高めのケースで約1億1,100万円)を出しました。今回は、その原価にデベロッパーの利益を乗せるといくらになるかを計算します。

デベロッパーの利益を乗せるといくらになるか

その原価(収支ベースの平均単価、低めのケースで約9,100万円、高めのケースで約1億1,100万円)に、デベロッパーの利益を3%・5%・8%・10%乗せると、平均でいくらの住戸になるのかを計算してみます。ここでの「利益○%」は、原価に対してその割合を上乗せする、という単純な計算です。
デベロッパー利益率低めのケース(原価約9,100万円)高めのケース(原価約1億1,100万円)
3%約9,400万円約1億1,430万円
5%約9,600万円約1億1,660万円
8%約9,800万円約1億1,990万円
10%約1億円約1億2,210万円
利益率を10%まで乗せても、平均の販売価格は低めのケース(10年前の建設費等)でだいたい1億円程度、より現実的な高めのケースでも約1億2,210万円にとどまります。

これは大小さまざまな住戸をならした「平均」の話であり、次回⑤で見る、広さ別の想像価格(75平米で1億3,000万円台〜、90平米で1億7,000万円台〜。パルムの2017年11月20日プレスリリース記載の第1期価格帯6,750万円〜26,390万円・面積47.08〜122.11平米から算出)と比べると、高めのケースでも75平米の水準には届かず、90平米はさらに大きく上回ります。

つまり、デベロッパーが仮に平均10%程度の利益を見込んでいるとしても、それだけでは広さ別の想像価格の高い方は説明がつかず、広い住戸ほど利益率を高めに乗せている(狭い住戸は原価に近い価格で薄利多売、広い住戸で稼ぐ)可能性がある、という見方もできます。


次回⑤では、住戸の広さ別に価格を想像してみます。







コメント

このブログの人気の投稿

(01)そもそもの発端は駅前広場

(02)世田谷区がどこを、どれだけ(代替地と交換もあり)買わなければならないか

(04)規制緩和の流れを作ちゃった保坂区長